▼の効果を●にする
ブロックパレットにある「▼の効果を●にする」ブロックは、スプライトに対して色・明るさといった効果を設定するプログラムです。効果の設定には、以下の7つが用意されていますので、それぞれについて解説していきます。
- 色
- 魚眼レンズ
- 渦巻き
- ピクセル化
- モザイク
- 明るさ
- 幽霊
「▼の効果を●にする」ブロックをスクリプトエリアへ配置
まずは、「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動しドロップします。

スクリプトエリアの「色の効果を25にする」ブロックをクリック
スクリプトエリアにドラッグした「色の効果を25にする」ブロックをクリックするとスプライトの色が変化しました。このように設定した数値だけ色が変更していきます。

「25」から「200」に変更して実行
続いて数値を「25」から「200」に変更して実行してみます。すると色がまったく変わりません。どういうことかというと「200」の値でちょうど色の効果が1周した状態で元の色の効果となり、何も変化がないように見えています。
つまり、色の効果の数値は1~199の範囲で有効ということなります。「0」は変化なしの状態で「200」は変化が1周に元の状態になります。また、負の整数を設定することもできます。色効果の数値については、早見表を確認ください。


「魚眼レンズ」に変更して実行
「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「魚眼レンズ」に変更して実行します。すると、スプライトの中心から膨張したような状態になります。魚眼レンズとは、カメラで言えば画角が180°以上の超広角レンズになります。魚の眼が広い角度内の物体を見ることができることから魚眼レンズと言われていますが、こちらを利用することで対象物であるスプライトが大きく歪曲して見えるような効果があります。
こちらをクリックすればするほど膨張していき、「-25」など負の整数で実行すると元に戻っていきます。

「渦巻き」に変更して実行
「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「渦巻き」に変更して実行します。すると、スプライトの中心から左回転の渦巻状になります。「-25」に設定して実行すると、先ほどとは逆に右回転の渦巻状に変化していきます。

「ピクセル化」に変更して実行
「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「ピクセル化」に変更して実行します。すると、スプライトにモザイクがかかったような状態になります。こちらは、スプライトの画像をピクセル単位に変化させていったもので、数値が大きければ大きいほど画質が荒くなります。

「モザイク」に変更して実行
「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「モザイク」に変更して実行します。すると、スプライトが分裂したように増えた状態になります。モザイク効果となっていますが、イメージしているようなモザイクを設定したい場合は、「ピクセル化」を利用するようにしましょう。

「幽霊」に変更して実行
「▼の効果を●にする」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「明幽霊」に変更して実行します。すると、クリックするたびにスプライトが25ずつ透明になっていきます。100まで設定すると完全に透明になり見えなくなります。逆に負の整数を入力すると透明度が0に近づきはっきりとスプライトが見えるようになります。尚、透明度0の状態で「-100」といった負の整数を設定しても何も変化はしません。
