こちらでは、スプライト・スプライトリストについて解説していきます。
目次スプライトとは

ブロックは、命令が書いてあるものになります。ブロックグループには「動き」「見た目」「音」「ペン」「データ」「イベント」「制御」「調べる」「演算」「その他」の10個のスクリプトグループがあり、それぞれに色々なブロックが用意されています。使いたいブロックを右のスプライトエリアにドラッグアンドドロップすると、選択しているスプライトまたは背景に対して命令することができます。
右クリックすると「info」「複製」「削除」「ローカルファイルに保存」「隠す/表示する」というメニューが出てきます。
スクラッチのプログラムでは、画面中のステージと呼ばれる場所に色々なキャラクター画像を配置して、画像を動かしたり見かけを変えたりすることで作品を作ります。このキャラクター画像のことを「スプライト」と呼びます。スクラッチを起動してすぐに表示されるのは、スクラッチキャット(猫)のスプライトです。スプライトにはいろいろな画像を使うことができます。人の絵や写真、動物や道具、車や飛行機の絵や写真など、どのような画像も使うことができます。ただし、画面に入りきらないような画像を置くことはできません。
スプライトはきせかえ自由なキャラクターです。着せ替えるための服は「コスチューム」と呼ばれます。コスチュームにはスクラッチにあらかじめ用意されている数多くの画像を使うこともできますし、自分で用意した画像をコスチュームとして使うこともできます。スクリプトエリアの上にある「コスチューム」というタブをクリックしてみましょう。
「info」をクリックするとスプライトの「名前」「座標」「向き」「回転の種類」といった詳細情報が表示されます。「複製」をクリックすると選択したスプライが複製されます。「削除」をクリックすると選択したスプライトがリストから削除されます。「 ローカルファイルに保存」をクリックすると選択したスプライトの画像を自分のパソコンにローカルファイルとして保存することができます。「隠す」をクリックするとステージから選択したスプライトが表示されないようになります。こちらはスプライト詳細情報の「表示する」項目のチェックが外されていることを確認してください。チェックが外れている状態で再度スプライトを右クリックすると「隠す」が「表示する」に変更されています。「表示する」をクリックするとスプライトが表示され、「表示する」項目にもチェックがつきます。
「スプライト」はプログラムの対象物であり、主にキャラクタ画像が利用されることが多いです。スクラッチの起動時には、スクラッチキャットという一匹のネコのスプライトが用意されています。
こちらのスクラッチキャットに対して実際に命令を出す「ブロック」を配置することで前に進んだり回転したりと自由にプログラミングすることができます。
「スプライト」は1つだけでなく複数作成することが可能で、それぞれが独立して自由に動かすことができます。また、平行に動作しており、それぞれのスプライト同士の状態も把握することができ、複雑な処理も可能ですが、他のスプライトに対して直接命令することはできません。
また、スプライトには「スクリプト」「コスチューム」「音」の3つの要素から構成されています。
スプライトには、いろいろな画像を使うことができます。人の絵や写真、動物や道具、車や飛行機の絵や写真などどのような画像でも使うことができます。ただし、画面に入りきらないような画像を置くことはできません。スプライトは着せ替えが自由なキャラクターです。着せ替えるための服はコスチュームと呼ばれます。コスチュームにはスクラッチにあらかじめ用意されている数多くの画像を使うこともできますし、自分で用意した画像をコスチュームとして使うこともできます。プロジェクトの中で動き回るキャラクターなど1つ1つの部品のことです。スプライトは「コスチューム」「音」「スクリプト」の3つからできています。コスチュームは、スプライトの外観となる画像のことです。1つのスプライトには複数のコスチュームを持たせて着替えされることができます。音は、スプライトに持たせる音のことです。楽器の音、効果音、人間の声など使いたいときに使いたい音を鳴らすことができます。スクリプトは、スプライトの移動や見た目の変更などを指定する命令の組み合わせたものです。コスチュームと音、スクリプトは、1つ1つのスプライトがそれぞれ専用のものを持っています。
スプライトの向きを変える
スプライトは位置を動かすだけでなく、向きを変えることもできます。スプライトリストで目的のスプライトの左上にある「i」ボタンを押して情報を表示し、次の図に示すハンドルをつかんで回せばスプライトを自由な向きにすることができます。
スクリプト

ブロックパレットの上部にある「スクリプト」タブにはスプライトを動かしたり回転させたり命令するブロックがまとめられています。ブロックを組み合わせることで様々な表現ができます。
コスチューム

ブロックパレットの上部にある「コスチューム」タブには、スプライトの画像が複数管理されています。コスチュームは1つのスプライトに対していくつも持つことができ、コスチュームを入れ替えることで歩いているように見せたり、さまざまな効果が期待できます
また、画像の形式として「ビットマップ画像」と「ベクター画像」が利用できます。
音

ブロックパレットの上部にある「音」タブには、スプライトに効果音を加えたりする音源データになります。マイクから音と録音することもできます。
スクラッチには、楽しい楽器音や効果音がたくさん用意されています。スプライトの動きにあわせてBGMをつけたり、効果音を加えたりすることができます。
スプライトリストとは

右クリックすると「info」「複製」「削除」「ローカルファイルに保存」「隠す/表示する」というメニューが出てきます。「info」をクリックするとスプライトの「名前」「座標」「向き」「回転の種類」といった詳細情報が表示されます。「複製」をクリックすると選択したスプライが複製されます。「削除」をクリックすると選択したスプライトがリストから削除されます。「 ローカルファイルに保存」をクリックすると選択したスプライトの画像を自分のパソコンにローカルファイルとして保存することができます。「隠す」をクリックするとステージから選択したスプライトが表示されないようになります。こちらはスプライト詳細情報の「表示する」項目のチェックが外されていることを確認してください。チェックが外れている状態で再度スプライトを右クリックすると「隠す」が「表示する」に変更されています。「表示する」をクリックするとスプライトが表示され、「表示する」項目にもチェックがつきます。
「スプライトをライブラリから選択」して追加する

Scratch には元々自由に使える画像がたくさん用意されています。写真やイラストなどテーマから選ぶことができます。左側の自分の使いたい画像をクリックして、右下のOKボタンを押すとスプライトリストに追加されます。自動的にステージにも表示されます。
「 新しいスプライトを描く」

マウスを使って自由にイラストを描くことができます。ビットマップモードにすればペイントソフトのように自由な線を描くこともできます。ベクターモードにすればドローソフトのように綺麗な線で描くことができます。実際の描き方については別の記事で紹介します。
「 ファイルから新しいスプライトをアップロード」
Scratch ではなく、違うソフトを使って描いた画像を使うことができます。保存されているファイルから選んでOK ボタンを押すとスプライトリストに追加され、ステージにも表示されます。
「カメラから新しいスプライトを作る」
こちらはカメラがついているパソコンを使っていれば、カメラで撮影してその画像をスプライトに追加することができます。
Scratch で↑↓←→キーを使ってネコを移動させる方法を紹介します。
完成したステージのイメージ

このネコをキーボードの↑↓←→キーで移動できるようにします。
完成したスクリプト

「緑の旗がクリックされたとき」「x座標0、y座標0」の位置になるように、また「90度に向ける」で右向きになるように初期化(最初の位置に戻す)しておきます。
Scratch ではキーボードのどれかが押されたということを「***キーが押された」ブロックを使って発見することができます。
最初は「もし上向き矢印キーが押されたなら」ですね。これを「0度に向ける」で上向きにします。
「10歩動かす」で進みます。
「0度に向ける」を入れることで上に移動するようになります。
他の処理も同様で、「180度に向ける」と下向きに、「90度に向ける」と右向き、「?90度に向ける」で左向きに進むようになります。
これをすべて「ずっと」で囲みます。こうすることで、いつどのキーを押しても進むようになります。
また、スプライト(ネコ)の顔の向きですが、回転の種類を「自由に回転」にすると


このように行く方向に顔が向きます。
上に行ったときは逆さまになります。
回転の種類を「左右に回転」にすると


左右のどちらかしか向かなくなります。
回転の種類を「回転しない」にすると


全く回転せず、ずっと右(はじめの状態)を向いたまま移動します。
それぞれのプログラムに応じてここは変更させて下さい。
また、今回の完成スクリプトには入れませんでしたが、歩く動作をさせたいときには「次のコスチュームにする」などのブロックを追加して下さい。
ブロックパレットはプログラムで利用する命令のブロックが置いてある場所になります。ブロックパレットの上部に「スクリプト」というタブがありますが、この中には以下の10個のスクリプトグループがあり、それぞれに命令のブロックが設定されています。これらのブロックを組み合わせてプログラミングしていきます。
ブロックの使い方

ブロックには、10個のブロックグループがありますが、その中から利用したスクリプトグループを選択しますが、今回は動きスクリプトの中の「●歩動かす」を配置してみます。
「動き」スクリプトを選択してから「●歩動かす」をドロップ&ドラッグで右側のスクリプトエリアに移動します。これでブロックの配置完了でブロックを実行したい場合は、スクリプトエリアのブロックをクリックします。
実行する場合は、「イベント」スクリプトの「緑旗マークがクリックされたとき」や「▼キーが押されたとき」など自由に実行することができます。
ブロックの結合

ブロック同士を密接させると接合部が白い枠が表示され、左クリックを話すと結合させることができます。ブロックには、左側の上下に凹凸がある部分があります。これは他のブロックとの結合の有無を表しており凹は上にブロックを凸は下にブロックを配置することができるという意味になります。
例えば、「イベント」スクリプトの「このスプライトがクリックされたとき」ブロックでは凹部分がないため、上にブロックを置くことはできません。また、「制御」スクリプトの「このクローンを削除する」ブロックは凸がなくこの下にブロックを置くことはできません。
他にも「ずっと」ブロックの場合は、スクリプト(ブロックの塊)を囲うことで利用できるブロックや「演算」スクリプトの「●+●」ブロックをブロックの値の中に入れることができるブロックもありますので、実際に触れながら確認してみてください。
ブロックの複製と削除

ブロックは複製を作ることや削除することもできます。ブロックを複製したい場合は、複製したいブロック上で右クリックするとメニューが表示されますので、「複製」をクリックすれば複製できます。また、複製はブロック単体だけでなくまとめてコピーすることもできます。スクリプト(ブロックの集合体)の場合、コピーしたい部分を右クリックして複製すると選択したブロックの下に配置されているブロックごとコピーできました。
他にもブロックを削除したい場合は、削除したいブロック上で右クリックし「削除」をクリックすれば削除され、その下にブロックがあればまとめて削除されます。他の削除の方法としては、ブロックをドラッグ&ドロップでブロックパレットへ移動することで削除することもできます。
コメントを追加

ブロックにはコメントを残すことができます。スプライトがどういった役割をするのかなど分かりやすくコメントを残しておけば、プログラミングの内容を確認しやすくなります。
コメントを追加する場合は、スクリプトエリア上のブロック上で右クリックするとメニューが表示されます。その中の「コメントを追加」をクリックするとコメント欄が表示されますので、そちらにコメントを入力すれば、保存することができます。
コメントがそのまま表示されているとプログラミングの邪魔になりますので、▼をクリックするとコメント欄が小さくなります。再度▶をクリックすると展開されコメントが表示されます。
コメントを削除する場合は、対象のコメントにカーソルを合わせ右クリックで「削除」をクリックすると削除することができます。他にも右クリックから「複製」をクリックするとコメントが複製されます。
ブロックのヘルプ

ブロックの使い方が分からない場合は、ヘルプ機能が用意されています。ヘルプ機能を利用するにはいくつか方法がありますが、まずは、ブロックパレットでもスクリプトエリアのブロックでもどちらでもよいのでブロック上で右クリックします。
メニューが表示されますので、「ヘルプ」をクリックするとスクリプトエリアの右側にヒントウィンドウが現れ、指定したブロックの使い方が表示されます。
他にもツールバーの「ブロックのヘルプ」アイコンをクリックすると矢印アイコンのマウスカーソルが?アイコンに変わります。この状態でヘルプを見たいブロック上でクリックすると、スクリプトエリアの右側にヒントウィンドウが現れ、指定したブロックの使い方が表示されます。