ステージのスクリプトの種類
1. 「見た目」スクリプト
スプライトの「見た目」スクリプトには以下の19つのブロックが用意されています。主にスプライトに対して色を変えたり、言葉を発したりと見た目を与えるプログラムになっています。
スプライトのスクリプトには15個のスタックブロックと3個の値ブロックの計17個のブロックが用意されています。ブロックの色は紫色で統一されています。
2. 「音」スクリプト
スプライトのスクリプトには11個のスタックブロックと2個の値ブロックの計17個のブロックが用意されています。ブロックの色は赤紫色で統一されています。
スクラッチには楽器音や効果音など様々な音が用意されています。スプライトの動きに合わせて音を出したりステージのBGMに利用されることもあります。
また、こちらのブロックの中には、音とMIDI機能をコントロールするブロックが含まれています。MIDIの正式名称は、「Musical Instruments Digital Interface」で1981年に国際標準として策定された電子楽器の規格になります。一般的に「ミディ」と呼ばれます。
Scratch 2.0のMIDI楽器は、Flashのサウンドライブラリが貧弱なため音質の悪さが顕著に見られます。スクラッチチームでは、この音質の悪さを改善するために独自のサウンドシステムを開発しており、Flashのライブラリから新しく開発しているサウンドシステムへ今後入れ替えていく予定です。
3. 「ペン」スクリプト
スプライトの「ペン」スクリプトには以下の11のブロックが用意されています。スクラッチのペン機能をコントロールするためのブロックです。
スプライトのスクリプトには11個のスタックブロックがありますが値ブロックはありません。ブロックの色は深緑色で統一されています。
4. 「データ」スクリプト
スプライトのスクリプトには変数ブロックとリストブロックの2つがあります。
変数ブロックは、4個のスタックブロックと1個の値ブロックの計5個のブロックが用意されています。ブロックの色はオレンジ色で統一されています。
リストブロックは、6個のスタックブロックと3個の値ブロックと1個の真偽ブロックの計10個のブロックが用意されています。ブロックの色は赤茶色で統一されています。
5. 「イベント」スクリプト
スプライトのスクリプトには、6個のハットブロックと2個のスタックブロックの計8個のブロックが用意されています。ブロックの色は茶色で統一されています。
主に何かの処理をした場合に発生するイベントの条件分岐で利用されるプログラムになっています。