Scratch で「色」の効果の値を変化させてみました。
「色」を使ってみた結果
左上が「色の効果」を使っていない元のスプライトです。
順番に「色の効果」を [25] ずつ変えてみました。
見てお分かりになるかと思いますが、200 になると元のスプライトと同じに戻ります。
[225] は [25] と同じ。[250] は [50] と同じ実行結果になります。
つまり、色の変化は [200] までしか変わらないということです。
ぜひプログラムする上で参考にして下さい。
ブロックパレットにある「▼の効果を●ずつ変える」ブロックは、スプライトに対して色・明るさといった効果を設定するプログラムです。効果の設定には、以下の7つが用意されていますので、それぞれについて解説していきます。
まずは、「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動しドロップします。
スクリプトエリアにドラッグした「色の効果を25ずつ変える」ブロックをクリックするとスプライトの色が変化しました。このように設定した数値だけ色が変更していきます。
続いて数値を「25」から「200」に変更して実行してみます。すると色がまったく変わりません。どういうことかというと「200」の値でちょうど色の効果が1周した状態で元の色の効果となり、何も変化がないように見えています。
つまり、色の効果の数値は1~199の範囲で有効ということなります。「0」は変化なしの状態で「200」は変化が1周に元の状態になります。また、負の整数を設定することもできます。色効果の数値については、早見表を確認ください。
「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「魚眼レンズ」に変更して実行します。すると、スプライトの中心から膨張したような状態になります。魚眼レンズとは、カメラで言えば画角が180°以上の超広角レンズになります。魚の眼が広い角度内の物体を見ることができることから魚眼レンズと言われていますが、こちらを利用することで対象物であるスプライトが大きく歪曲して見えるような効果があります。
こちらをクリックすればするほど膨張していき、「-25」など負の整数で実行すると元に戻っていきます。
「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「渦巻き」に変更して実行します。すると、スプライトの中心から左回転の渦巻状になります。「-25」に設定して実行すると、先ほどとは逆に右回転の渦巻状に変化していきます。
「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「ピクセル化」に変更して実行します。すると、スプライトにモザイクがかかったような状態になります。こちらは、スプライトの画像をピクセル単位に変化させていったもので、数値が大きければ大きいほど画質が荒くなります。
「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「モザイク」に変更して実行します。すると、スプライトが分裂したように増えた状態になります。モザイク効果となっていますが、イメージしているようなモザイクを設定したい場合は、「ピクセル化」を利用するようにしましょう。
「▼の効果を●ずつ変える」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動し、「明幽霊」に変更して実行します。すると、クリックするたびにスプライトが25ずつ透明になっていきます。100まで設定すると完全に透明になり見えなくなります。逆に負の整数を入力すると透明度が0に近づきはっきりとスプライトが見えるようになります。尚、透明度0の状態で「-100」といった負の整数を設定しても何も変化はしません。
Scratch で「色」の効果の値を変化させてみました。
左上が「色の効果」を使っていない元のスプライトです。
順番に「色の効果」を [25] ずつ変えてみました。
見てお分かりになるかと思いますが、200 になると元のスプライトと同じに戻ります。
[225] は [25] と同じ。[250] は [50] と同じ実行結果になります。
つまり、色の変化は [200] までしか変わらないということです。
ぜひプログラムする上で参考にして下さい。
ステージの背景に画像効果を適用してみましょう。
「ステージ」の「背景を読み込む」→「nature」→「lake」
を読み込んで、左図のようにスクリプトを組んでみてください。
Scratchは、MITメディアラボが開発した子ども向けビジュアルプログラミング言語です。
スクラッチプログラミング入門では、スクラッチの基本的な使い方から複雑なプログラムの作り方まで子供たちが楽しく学ぶための教育サイトです。