スプライトの動き
スプライトの「動き」スクリプトには以下の17つのブロックが用意されています。主にスプライトに対して動きを与えるプログラムになっています。また、座標を取得するなど条件分岐にも利用されるブロックもありますので、ご確認ください。
こちらでは「動き」スクリプトの「▼へ向ける」ブロックについて解説していきます。
動きブロック一覧
動きブロック名 | 設定値 |
●歩動かす | |
右に●度回す | |
左に●度回す | |
▼度に向ける | (90)右、(-90)左、(0)上、(180)下 |
▼へ向ける | マウスのポインター |
x座標を●、y座標を●にする | |
▼へ行く | マウスのポインター、ランダムな場所 |
●秒でx座標を●に、y座標を●に変える | |
x座標を●ずつ変える | |
x座標を●にする | |
y座標を●ずつ変える | |
y座標を●にする | |
もし端に着いたら、跳ね返る | |
回転方法を▼にする | 左右のみ、回転しない、自由に回転 |
x座標 | |
y座標 | |
向き |
▼へ向ける
ブロックパレットにある「▼へ向ける」ブロックは指定したオブジェクト(マウスのポインターやスプライトなど)の方向に向きを変えます。規定値としては「マウスのポインター」が設定されています。
「▼へ向ける」ブロックをスクリプトエリアへ配置し、「マウスのポインター」を選択
まずは、「▼へ向ける」ブロックの上でドラッグしてスクリプトエリアへ移動しドロップします。このスクリプトに設定した方向へスクラッチキャットのスプライトが向きます。

「マウスのポインター」を選択して「マウスのポインターへ向ける」ブロックをクリック
スクリプトエリアにドラッグした「▼へ向ける」ブロックの▼部分をクリックし、「マウスのポインター」を選択します。そして、ブロックをクリックしてみてください。するとクリックしたブロックの方向にスクラッチキャットのスプライト向いたと思います。これはマウスのポインター位置の方向を向いています。
ただ、クリック処理した部分に方向を向けても何の楽しみもないので、ゲームを作る際には、工夫して利用しましょう。

「ずっと」ブロックに「マウスのポインターへ向ける」を挟んで実行
今度は、「制御」スクリプトの中の「ずっと」ブロックを利用してみます。「ずっと」ブロックをスクリプトエリアに移動し、その中に「マウスのポインターへ向ける」をはめ込み実行してみてください。
ずっと「マウスのポインターへ向ける」スクリプトが実行された状態ですので、マウスの向きへスクラッチキャットのスプライトが常に向いている状態になります。

りんごのスプライトを追加し、りんごを対象に向きを設定
「▼度に向ける」ブロックは初期値として「マウスのポインター」しかありませんが、スプライトも設定することができます。まずは、スプライトリストにあるメニューの中から「スプライトをライブラリーから選択」をクリックし、Apple(りんご)をダブルクリックします。
Apple(りんご)のスプライトが追加されたら、スクラッチキャットのスプライトをクリックし、「マウスのポインターへ向ける」ブロックの選択項目を確認すると「Apple」が追加されています。そこで、「Apple」を選択して実行してみます。するとりんごの方向へスクラッチキャットが向きます。りんごをドラッグした状態で移動させると同時にスクラッチキャットも移動してきます。りんごをドロップしてマウスを離すとマウスには向きを移動させずに常にりんごの方向を向いています。
このように自由にスプライトを設定することが可能です。
