ブロックの使い方動き

スクラッチの「〇へ向ける」ブロックの使い方を徹底解説!

こちらは、スクラッチの「〇へ向ける」ブロックの使い方を詳しく徹底解説しています!

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「〇へ向ける」ブロック

「〇へ向ける」ブロックは、スプライトを指定したマウスポインターや他のスプライトの方向(角度)に向けます。

動きブロックに属するブロックで、主にスプライトに対して動きを与えます。

スプライトが向く対象

スプライトが向く対象の規定値は、以下の1つです。

  • マウスのポインター

「マウスのポインター」を選択すると、マウスポインタ―の方を向きます。

また、スプライトを追加すると、自動的に追加したスプライトも選択できるようになります。

ずっと」ブロックを使って、マウスのポインターへ向けるスクリプトを作ってみましょう。

スプライトの回りで、マウスをぐるぐる回すと同じようにスプライトも回ります。

スプライトの向く基準は?

「〇へ向ける」ブロックは、指定したスプライトの方向を向きますが、スプライトの向く基準は?なんでしょうか?

スプライトの向く基準は、コスチュームの中心です。

「スプライトリスト」の「描く」からスプライトを追加します。

すると、まっさらなスプライトが追加され、右側の「ペイントエディター」の中心にマークがついています。

このマークが、「向く基準」です。

例えば、「Ball」スプライトのイラストを向く座標からずらしてみます。こちらでは、向く座標より、右上にボールがあります。

これで、向く対象を「Ball」スプライトに設定して「〇へ向ける」ブロックを実行してみると、スクラッチキャットが見当違いの方向を向いています。

あくまで基準は、コスチュームの中心ですので、手紙でコスチュームを作成する場合などは、注意しましょう。

動きブロック一覧

「動き」ブロックには、以下の18個のブロックが用意されています。

  • スタックブロック・・・15つ
  • 値ブロック・・・3つ

ブロックの色は、青色で統一されています。

尚、背景に対しての「動き」ブロックはありません。

背景に動きをつけたい場合は、「背景をスプライトにする方法」があります。

動きブロック 動作
〇歩動かす
スプライトが現在向いている向きに、指定した歩数だけ動かす
右に〇度回す
指定した数値だけ右回り(時計回り)にスプライトを回す
左に〇度回す
指定した数値だけ左回り(反時計回り)にスプライトを回す
〇へ行く
指定したマウスポインターや他のスプライトの位置に移動する
x座標を〇、y座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
〇秒で〇へ行く
指定した時間をかけて、マウスポインターや他のスプライトの位置に移動する
〇秒でx座標を〇に、y座標を〇に変える
指定した時間をかけて、指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
〇度に向ける
スプライトを指定角度の方向に向ける
〇へ向ける
スプライトを指定したマウスポインターや他のスプライトの方向に向ける
x座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのx座標から指定された数値ずつ移動する
x座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標にスプライトを移動する
y座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのy座標から指定された数値ずつ移動する
y座標を〇にする
ステージ上の指定したy座標にスプライトを移動する
もし端に着いたら、跳ね返る
スプライトがステージの端に触れたとき、スプライトがやって来た方向と逆の方向を向く
回転方法を▢にする
スプライトの見た目の回転方法を設定する
x座標
スプライトのx座標を返す
y座標
スプライトのx座標を返す
向き
スプライトの向いている角度を返す