スクラッチの「90度に向ける」ブロック

スプライトの90度に向けるは、指定した度数にスプライトの向きを変更させるブロックです。。

目次

1. ▼度に向ける

90度に向ける

まずは、90度に向けるスクリプトエリアへ置きます。

スプライトリストにあるスクラッチキャットのiマークをクリックして向きを確認すると「90」度で右向きになっているのが確認できます。

90度に向けるは規定値として以下の4つが設定されています。また、以下の4つの選択以外にも指定した度数を入力することも可能です。

  • (90)右
  • (-90)左
  • (0)上
  • (180)下
「-90」「0」「180」に変更

今度は、「-90」「0」「180」それぞれを選択して実行確認してみます。

このブロックはスプライトがどの向きに向いていたとしても指定した度数に向きを変えます。

2. 正の整数を直接入力して向きを変える

正の整数を直接入力して向きを変える

先ほどまでは規定値を選択しましたが、今度は正の整数で直接入力して設定した場合にどのように動くが確認してみましょう。

90度に向けるをスクリプトエリアへ置きます。

スクラッチキャットの向きが「90」度で右向きになっているのを確認します。

数値を「45」に変更しクリックしてどのように向きが変わるか確認しましょう。

数値を「45」に変更しクリックするとスクラッチキャットは45度の方向に向きました。

このように90度に向けるは 規定値ではなく直接入力でも向きを変えることができます。

また、「45」のように正の整数を設定した場合は右回りに入力した角度の方向を向きます。

尚、設定値は全角数字は入力することができませんので、必ず半角モードで入力するようにしましょう。

3. 負の整数を直接入力して向きを変える

少数を設定して動かす

続いて、「-45」のように負の整数を設定した場合にどのように向きが変わるか確認してみましょう。

スクラッチキャットが先ほどの直接入力で「45」度を向いているのを確認します。

そして、設定値を「45」から「-45」に変更してクリックしてどのように向きが変わるか確認してみましょう。

「-45」の負の整数を設定してクリックするとスクラッチキャットは左回りで「45」度の位置に向きました。

このようには、「-45」といった負の整数を設定した場合、左回りに入力した角度の方向を向きます。

4. 正の整数と負の整数で設定する場合の関係

正の整数で設定する場合と負の整数で設定する場合にはある関係があります。

正の整数と負の整数で設定する場合の関係

先ほど「-45」度に設定した状態で設定値を「315」に変更して処理をします。すると何も変化がありません。

これは正の値の場合は右回りで315度の位置に向きます。先ほど「-45」を設定しましたが、これは左回りで45度の位置に向きます。

この位置というのは、右回りで315度、左回りで45度と同じ位置になるため、異なる値を入力しても表示が変わらなかったということです。

マイナスプラスで分からなくなる場合は、すべて右回りの正の整数を入力するようにしましょう。

また、「675」と設定変更してもまったく同じ位置になります。これは一回転した後にさらに315度回った位置ということになります。(315+360=675)

5. 小数を設定して向きを変える

ここまで整数を設定してどのように動くか確認してきましたが、次は「0.5」や「-1.5」といった小数を設定したらどのように動くのかを確認してみましょう。

正の整数と負の整数で設定する場合の関係

これまでと同じように90度に向けるを スクリプトエリアへ置き、「0.5」を設定してクリックしてみましょう。

するとスプライト情報の向きは「1」度になっています。

一見小数は切り上げで向きを変えているように見えますが、設定値を「0.5」から「1」に変更して実行すると、ほんの少しスプライトが動くのが確認できます。

また「-0.1」や「-0.8」といった負の小数でもスクラッチキャットの向きがほんの少し動くことが確認できるので、小数でも設定可能であることが分かります。

6. よく利用されるプログラミング事例

こちらでは90度に向けるを使った、プログラミングの事例を紹介します。

6-1. 指定した方向にスプライトを歩かせる

指定した方向にスプライトを歩かせる

方向キーでスプライトの向きを決め、その方向に歩かせます。

キャラクターをアニメーションで歩かせるプログラミング

プログラミングの内容は、まずもしならずっとスペースキーが押されたで方向キーが押された時という条件を指定します。

右向き矢印キーが押された時には 90度に向けるでスプライトを90度(右方向)に向けて、その方向に5歩ずつ動かします。

また、左向き矢印キーが押された時も同様に、90度に向けるでスプライトを-90度(左方向)に向けて、その方向に5歩ずつ動かします。

プログラムを実行する前に、スプライトリストにあるスクラッチキャットのiマークをクリックして「回転の種類」の回転種類:左右のみをクリックしましょう。

7. 動きブロック一覧

こちらは動きブロックの一覧に14個のスタックブロック3個の値ブロックの計17個のブロックが用意されています。ブロックの色は青色で統一されています。

動きブロック名動作
10歩動かすブロックスプライトを現在の向きに動かす
右に15度回すブロックスプライトを時計回り(右回り)に回す
左に15度回すブロックスプライトを反時計回り(左回り)に回す
90度に向けるスプライトを指定角度の方向に向ける
規定値:「(90)右」「(-90)左」「(0)上」「(180)下」
マウスのポインターへ向けるスプライトをマウスポインターや他のスプ ライトの方向に向ける
規定値:「マウスのポインター」
x座標を0、y座標を0にするステージ上の指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
マウスのポインターへ行くスプライトをマウスポインターや他のスプライトの場所に移動する
規定値:「マウスのポインター」「ランダムな場所」
1秒でx座標を0に、y座標を0に変えるステージ上の指定したx座標、y座標にスプライトを指定した秒数かけてなめらかに移動する
x座標を10ずつ変える現在のスプライトのx座標から指定された数値ずつ移動する
x座標を0にするスプライトのx座標を指定した数値に移動する
y座標を10ずつ変える現在のスプライトのy座標から指定された数値ずつ移動する
y座標を0にするスプライトのy座標を指定した数値に移動する
もし端に着いたら、跳ね返るスプライトがステージの端についたとき、スプライトの向きを反転させる
回転方法を左右のみにするスプライトの回転方法を設定する
規定値:「左右のみ」「回転しない」「自由に回転」
x座標スプライトのx座標を示す(x座標の範囲は-240から240まで)
y座標スプライトのx座標を示す(x座標の範囲は-180から180まで)
向きスプライトの向きを示す(0は上、90は右、180は下、-90は左)
スクラッチプログラミング入門

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Scratchは、MITメディアラボが開発した子ども向けビジュアルプログラミング言語です。
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