ブロックの使い方動き

スクラッチの「〇秒で〇へ行く」ブロックの使い方を徹底解説!

こちらは、スクラッチの「〇秒で〇へ行く」ブロックの使い方を詳しく、徹底解説しています!

スポンサーリンク

「〇秒で〇へ行く」ブロック

「〇秒で〇へ行く」ブロックは、指定した時間をかけて、マウスポインターや他のスプライトの位置に移動します。

動きブロックに属するブロックで、主にスプライトに対して動きを与えます。

秒数

指定した「秒数」で指定された場所へ移動するため、時間が短ければ早く、時間が長ければゆっくり移動します。

移動する位置

移動する位置の規定値は、以下の2つです。

  • どこかの場所
  • マウスのポインター

「どこかの場所」を選択すると、ランダムな座標に移動します。

「マウスのポインター」を選択すると、マウスポインタ―を目指して移動します。

また、スプライトを追加すると、自動的に追加したスプライトも選択できるようになります。

時間と位置の関係

「〇秒で〇へ行く」ブロックは、時間と位置を設定するブロックです。

以下のような関係にあることを理解しておくと、何かと便利です。

  • 短い時間+遠い場所=一番早く移動する
  • 短い時間+近い場所=意外とゆっくり移動する
  • 長い時間+遠い場所=そこそこ早く移動する
  • 長い時間+近い場所=気の遠くなるような時間を移動する

こちらは、実際にマウスのポインターを使うと体験できます。

こちらのように2つのスクリプトをそれぞれ使ってみて、マウスのポインターを近づけたり遠ざけたりしてみてください。

時間と位置の関係を体験できます。

「〇秒で〇へ行く」ブロックの使用例

こちらでは、「〇秒で〇へ行く」ブロックの使用例を紹介します。

スクラッチキャットから逃げろ!

スクラッチプロジェクトの中を見る

こちらはマウスのポインターを追いかけてくるスクラッチキャットから逃げるゲームです。

スクリプトの内容は、この通り。

こちらは、並列処理のプログラムです。

秒数は、変数「スピード」の時間を設定しており、1秒から-0.01秒ずつ秒数が短くなっていきます。

その変数「スピード」を「〇秒で〇へ行く」ブロックの秒数に設定し、マウスのポインターへいくようプログラミングしています。

もう一つは、スプライトのスクラッチキャットがマウスポインタ―に触れると「ゲームオーバー!」と言い、プログラムが終了するスクリプトです。

〇に触れた」ブロックを使って、スクラッチキャットがマウスのポインターに触れたら、「もし◇なら」ブロックの中を実行します。

 

動きブロック一覧

「動き」ブロックには、以下の18個のブロックが用意されています。

  • スタックブロック・・・15つ
  • 値ブロック・・・3つ

ブロックの色は、青色で統一されています。

尚、背景に対しての「動き」ブロックはありません。

背景に動きをつけたい場合は、「背景をスプライトにする方法」があります。

動きブロック 動作
〇歩動かす
スプライトが現在向いている向きに、指定した歩数だけ動かす
右に〇度回す
指定した数値だけ右回り(時計回り)にスプライトを回す
左に〇度回す
指定した数値だけ左回り(反時計回り)にスプライトを回す
〇へ行く
指定したマウスポインターや他のスプライトの位置に移動する
x座標を〇、y座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
〇秒で〇へ行く
指定した時間をかけて、マウスポインターや他のスプライトの位置に移動する
〇秒でx座標を〇に、y座標を〇に変える
指定した時間をかけて、指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
〇度に向ける
スプライトを指定角度の方向に向ける
〇へ向ける
スプライトを指定したマウスポインターや他のスプライトの方向に向ける
x座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのx座標から指定された数値ずつ移動する
x座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標にスプライトを移動する
y座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのy座標から指定された数値ずつ移動する
y座標を〇にする
ステージ上の指定したy座標にスプライトを移動する
もし端に着いたら、跳ね返る
スプライトがステージの端に触れたとき、スプライトがやって来た方向と逆の方向を向く
回転方法を▢にする
スプライトの見た目の回転方法を設定する
x座標
スプライトのx座標を返す
y座標
スプライトのx座標を返す
向き
スプライトの向いている角度を返す