ブロックの使い方

スクラッチの音ブロック「音量」の使い方を徹底解説!

こちらは、スクラッチの「音」ブロックの中にある「音量」ブロックの使い方を詳しく徹底解説しています!

「音量」ブロック

「音量」ブロックは、ステージやスプライトの音量の値を返します。

値のブロック

スクラッチのブロックには、役割に応じたブロック形状の決まりがあります。

ブロックの形状については、「Scratchのブロックの種類と役割について」をご確認ください。

「音量」ブロックは、値ブロック(Reporter Block)に該当し、楕円形の形状をしています。

こちらには、数値や文字列といった、何らかの値を維持するブロックで、プログラミングの世界では「変数」と呼ばれるものです。

「音量」ブロックの中の値を確認したい場合は、「音量」ブロックの左側にあるチェックボックスにチェックを付けましょう。

チェックを付けると、ステージ左上に、現在の音量がステージモニターとして、表示されます。

また、「音量」ブロックをクリックしても確認できます。

ステージモニターの上で右クリックするとメニューが表示されます。

「音量」ブロックのステージモニターには、2つのタイプがあります。

  • 普通の表示
  • 大きな表示

「普通の表示」は、デフォルトの表示モードで、ブロック名と値が表示されます。

「大きな表示」は、普通の表示より少し文字サイズが大きくなり、値だけが表示されます。

「隠す」をクリックすると、ステージモニターが消え、「音量」ブロックの左側にあるチェックボックスのチェックも外れます。

値の範囲

「音量」ブロックの値の範囲は「0~100」です。

音量の設定には、「音量を 〇 ずつ変える」「音量を 〇 % にする」ブロックを使用しますが、マイナスを入力した場合は最低値の「0」を、100を超えて入力した場合は最高値の「100」が設定されています。

また、数値が大きいほど、大きな音になります。

音量調整

「音量」ブロックは、音楽系のプロジェクトをプログラミングする際に、よく使われるブロックです。

現在、どれぐらいの音量で演奏しているのか確認したいときに、とても便利です。

上下矢印キーで音量の調整をしたりと、音量調整用としても利用されます。

「音量」ブロックは2つある!?

スクラッチでは「音量」ブロックが2つあります。

一つ目は、こちらで紹介している「音」ブロックの「音量」ブロック。

もう一つが、「調べる」ブロックの「音量」ブロックです。

こちらのブロックは、コンピュータのマイクが検知した音量の大きさの値を返します。

間違えやすいので、注意しましょう。

他のスプライトの「音量」の値を取得するには?

「音量」ブロックは、自身(ステージ・スプライト)の音量の値を返しますので、他のスプライトやステージの音量の値を取得することはできません。

他のスプライトやステージの音量の値を取得したい場合は、「〇の▢」ブロックを使用しましょう。

こちらは、指定のスプライトやステージの指定の値を返します。

スプライトとステージで取得できる値は異なりますが、「音量」の値は共通で取得できます。

ステージで取得できる値

  • 背景#(背景番号)
  • 背景の名前
  • 音量
  • 変数

スプライトで取得できる値

  • x座標
  • y座標
  • 向き
  • コスチューム#(コスチューム番号)
  • コスチューム名
  • 大きさ
  • 音量
  • スプライトのローカル変数の値

「音」ブロック

「音」ブロックには、11個のスタックブロックと2個の値ブロックの計17個のブロックが用意されています。

ブロックの色は赤紫色で統一されています。

音ブロック名 動作
終わるまで 〇 の音を鳴らす
指定した音を鳴らして、音が鳴り終わるまで待ってから次のブロックへ処理を進める
規定値:meow、録音
〇 の音を鳴らす
指定した音を鳴らしたまま次のブロックへ処理を進める
規定値:meow、録音
すべての音を止める
スプライトやステージで再生されている音をすべて止める
〇 の効果を 〇 ずつ変える
音の効果を指定された値だけ変える
〇 の効果を 〇 にする
音の効果を指定された値にする
音の効果をなくす
音の効果をすべてなくす
音量を 〇 ずつ変える
音量を指定した数値ずつ変える
音量を 〇 % にする
音量を指定した数値にする
音量
スプライトの音量を示す