スクラッチの「すべての音を止める」ブロック
スプライトのは、スプライトやステージで再生されている音をすべて止めるブロックです。
1. 正の整数を設定して動かす

まずは、をスクリプトエリアへ置きます。
2. 負の整数を設定して動かす

続いて、「-10」や「-50」といった負の整数を設定した場合にどのように動くか確認してみましょう。
3. 少数を設定して動かす

ここまで整数を設定してどのように動くか確認してきましたが、次は「0.1」や「-0.3」といった少数を設定したらどのように動くのかをチェックしていきます。
4. 向きを色々な角度に変えて動かす
ここまでは、スクラッチキャットの向きを「90」度、「-90」度でどのように動くか確認してきましたが、次は色々な角度でどのように動くのかをチェックしていきます。

今回確認するステージには、上記のようにグリッド線が描かれています。こちらは縦横30pxのグリッド線です。そして中央に円が3つありますが、こちらは半径「30px」「60px」「90px」の円になります。
次に色々な角度で動いたときチェックの方法ですが、歩いた歩数を確認できるようにの中にある
を使ってどのぐらい動いたのかペンの跡を追って視覚的に確認していきます。
今回は、確認用として以下のようにスクラッチでプログラミングしています。

こちらのプログラムを説明すると、
、
で最初にペンで描いたものを消して、ペンの太さと色を設定しています。
次に、
、
でスクラッチキャットを中央に移動させ、「45」度の方向へ向けます。
そして、、
、
、
でペンを下ろしながら歩かせて歩いた跡をペンで残します。
最後にペンの跡を確認するために、
で、左下にスクラッチキャットを「90」度の向きに移動させます。

こちらのプログラミングをクリックして実行してみるとちょうど半径30pxの円までペンで描かれているのが分かります。このことから45度の向きへ30歩動いたことが分かります。
他にも30歩・60歩・90歩で色々な角度でプログラミングを実行しても、どの角度であってもそれぞれ円上までペンの跡が残ります。
このようにどの角度であっても「1歩=1ピクセル」で動くことが分かります。
5. 「動き」スクリプト:「10歩動かす」ブロックの解説
ここまで説明した内容をスクラッチのプロジェクトで公開しています。どのように動くのか実際に確認してみましょう。
「動き」スクリプト:「10歩動かす」ブロックの解説6. よく利用されるプログラミング事例
こちらではを使った、プログラミングの事例を紹介します。
6-1. キャラクターをアニメーションで歩かせる

キャラクターをアニメーションのように歩かせるには、スプライトを歩かせながらコスチュームを切り替えます。

プログラミングの内容は、まず、
、
で10歩あるいたら、次のコスチュームに切り替えて0.2秒待ちます。
これを繰り返すことでコスチュームが歩くごとに切り替わっていきます。
そして、で先ほどのスクリプトを囲んで繰り返し処理をさせれば、アニメーションのように歩かせることができます。
こちらは、スーパーマリオブラザーズといったアクションゲームで利用される手法の1つです。
6-2. ボールを跳ね返しながら動かせる

音ブロック一覧
こちらは音ブロック一覧で11個のスタックブロックと2個の値ブロックの計17個のブロックが用意されています。ブロックの色は赤紫色で統一されています。