スクラッチの「コスチュームを〇にする」ブロックの使い方を徹底解説！

こちらは、スクラッチの「コスチュームを〇にする」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています！

「コスチュームを〇にする」ブロック

「コスチュームを〇にする」ブロックは、スプライトのコスチュームを、指定したコスチュームに変更します。

 

選択する項目には、「コスチューム名」が表示されています。

コスチュームの名前は、コスチュームごとに設定してあるコスチューム名です。

こちらの名前からから、どのコスチュームに変更するのか決めます。

「コスチュームを〇にする」ブロックの使い方

それでは、「コスチュームを〇にする」ブロックの使い方を見ていきましょう。

こちらは、変えたい色を答えると、スプライトの色が変わる（コスチュームが変わる）プログラムです。

「緑の旗が押されたとき」ブロックを使って、緑の旗がクリックされたときに、その下のスクリプトを実行します。

まず、「〇と聞いて待つ」ブロックで、ボール（スプライト）の色を何色に変えたいか質問をします。

そして、「〇と聞いて待つ」ブロックの下のテキストボックスに入力した値が、「答え」ブロックに格納されます。

答えを入力したら、次はチェック処理です。

「もし◇なら」ブロックを使って、変数「答え」に指定した色が含まれている場合に、「コスチュームを〇にする」ブロックで指定したコスチュームに切り替えます。

「Ball」スプライトは、5つのコスチュームがあり、それぞれ「黄色」「青色」「赤色」「緑色」「紫色」というコスチューム名になります。

「〇に〇が含まれる」ブロックを使っているのは、例えば「赤色」「赤」と入力した場合でも対応できるようにするためです。

実際に、緑の旗をクリックして実行してみます。

何色に変えたいか聞かれるので、今回は「青色」を入力します。

すると、「Ball」スプライトが青色に変わりました。

つまり、コスチューム「青色」に変更されたということです。

スクリプトでは、こちらの条件がtrueになったため、「コスチュームを青色にする」ブロックが処理されたことになります。

次は、「あか」と入力してみます。

すると、何も変化しませんでした。

何も変化がないということは、すべての条件で「false」になり、該当しなかったということです。

コスチュームを赤色に変えるスクリプトはこちらです。

変数「答え」には「あか」が入っていましたが、「あか」には「赤」が含まれていません。

このように、人間であれば、「あか」も「赤」も同じ意味だと認識できますが、プログラミングの世界では、認識できないことがあります。

では、どうやったら「あか」「アカ」「aka」など対応すればよいでしょうか？

考えてみましょう。

見た目ブロック一覧

「見た目」ブロックには、以下の２０個のブロックが用意されています。

ブロックの色は紫色で統一されています。

主にスプライトに対して色を変えたり、言葉を発したりと見た目を与えるブロックです。

見た目ブロック	動作
	〇と〇秒言う スプライト上に、指定した時間だけ入力したテキストをふきだしで表示する
	〇と言う プライト上に、入力したテキストをふきだしで表示する
	〇と〇秒考える スプライト上に、指定した時間だけ入力したテキストをふきだし(考え事)で表示する
	〇と考える プライト上に、入力したテキストをふきだし(考え事)で表示する
	表示する スプライトをステージ上に出現させる
	隠す スプライトをステージ上から隠す
	コスチュームを〇にする スプライトのコスチュームを、指定したコスチュームに変更する
	次のコスチュームにする スプライトのコスチュームを、コスチュームリストにある次のコスチュームに変更する
	背景を〇にする ステージの背景を、指定した背景に変更する
	次の背景にする 背景を、背景リストの次の背景に変更する
	▢の効果を〇ずつ変える（見た目） スプライトを選択した画像効果を、指定された数量だけ変更する
	▢の効果を〇にする（見た目） スプライトを選択した画像効果を、指定された数値に変更する
	画像効果をなくす スプライトに適用されているすべての画像効果を消去する
	大きさを〇ずつ変える スプライトの大きさを、指定した数値だけ変更する
	大きさを〇%にする スプライトの大きさを、指定した％のサイズに変更する
	▢へ移動する スプライトを最前面や最背面のレイヤーに移動する
	〇層▢（レイヤ） スプライトの重なり順を、指定した数値分、前面や背面のレイヤーに移動する
	コスチュームの▢ スプライトの現在のコスチューム番号や名前を返す
	背景の▢ 選択している背景の番号や名前を返す
	大きさ スプライトの現在の大きさを返す