プログラミングテクニック

スクラッチの座標の範囲と考え方を徹底解説!

スクラッチの座標の範囲や仕組みを理解すると、より効率よくプログラミングをすることができます。

こちらでは、スクラッチの座標の範囲や座標の考え方を徹底解説していきます。

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スクラッチの座標とは?

スクラッチでの座標とは、ステージ上でのスプライトの位置を特定するための数値です。

横方向の位置を「x座標」といい、縦方向の位置を「y座標」といいます。

そして、x座標の値とy座標の値が交わる点が、スプライトの位置になります。

座標の基準

スクラッチでは、ステージ上の中心が、「x座標:0、y座標:0」で、座標の基準となります。

中心から右にいくほどx座標が大きくなり、左に行くほどx座標が小さくなります。

そして、中心から上にいくほどy座標が大きくなり、下に行くほどy座標が小さくなります。

つまり、中心から左側・下側が負の値(-)となり、右側・上側が正の値(+)となります。

座標の範囲

スクラッチの座標の範囲は、x座標が「-240から240まで」、y座標が「-180から180まで」となります。

座標の幅はx座標が480、y座標が360となりますが、こちらはステージの画面サイズと同じです。(ステージ画面サイズは、横480×縦360ピクセル)

座標を設定できるブロック

座標を設定できるブロックは、以下の6つです。

動きブロック 動作
x座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標にスプライトを移動する
y座標を〇にする
ステージ上の指定したy座標にスプライトを移動する
x座標を〇、y座標を〇にする
ステージ上の指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
〇秒でx座標を〇に、y座標を〇に変える
指定した時間をかけて、指定したx座標、y座標にスプライトを移動する
x座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのx座標から指定された数値ずつ移動する
y座標を〇ずつ変える
現在のスプライトのy座標から指定された数値ずつ移動する

こちらの4つのブロックは、「x座標」「y座標」を設定して、設定した座標にスプライトを移動させることができます。

例えば、「x座標を〇、y座標を〇にする」ブロックで、「x座標:123、y座標:-50」を設定して実行すると、スプライトが「x座標:123、y座標:-50」の位置に移動します。

こちらのブロックは、現在の座標から移動する量を設定することができるブロックです。

例えば、現在の座標が「x座標:20、y座標:-50」だった場合、「x座標を10ずつ変える」に設定すると、x座標は「20+10=30」の座標へ移動します。

現在の座標を確認する方法

現在の座標を確認するのに、一番簡単な方法は、ブロックパレットにある「x座標を〇、y座標を〇にする」ブロックの値を見ることです。

ブロックパレットにある「x座標を〇、y座標を〇にする」ブロックの値は、スプライトが移動する度に現在位置を取得します。

また、スプライトリストの「x」「y」の値からも確認できます。

動きブロック 動作
x座標
スプライトのx座標を返す
y座標
スプライトのx座標を返す

他にも、こちらのブロックを使って確認する方法もあります。

「x座標」「y座標」ブロックの左側にあるチェックボックスにチェックを付けると、ステージ左上に、現在のx座標・y座標がステージモニターとして、表示されます。

チェックを外すと、ステージモニターは消えますので、確認ステージ上で確認したい場合は、チェックを付けましょう。