こちらは、スクラッチの「演算」ブロックの中にある「〇と〇(文字列結合)」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています!
「〇と〇(文字列結合)」ブロック
「〇と〇(文字列結合)」ブロックは、2つの値を連結して、くっつけた値を返します。
値のブロック
スクラッチのブロックには、役割に応じたブロック形状の決まりがあります。
ブロックの形状については、「Scratchのブロックの種類と役割について」をご確認ください。
「〇と〇(文字列結合)」ブロックは、値ブロック(Reporter Block)に該当し、楕円形の形状をしています。
こちらには、数値や文字列といった、何らかの値を維持するブロックで、プログラミングの世界では「変数」と呼ばれるものです。
「〇と〇(文字列結合)」ブロックの中の値を確認したい場合は、「〇と〇(文字列結合)」ブロックをクリックしましょう。
クリックすると、「〇と〇(文字列結合)」ブロックの中の値を確認できます。
「〇と〇(文字列結合)」ブロックの使い方
それでは、「〇と〇(文字列結合)」ブロックの使い方を見ていきましょう。
こちらは、足し算の問題ゲームです。
「緑の旗が押されたとき」ブロックを使って、緑の旗がクリックされたときに、足し算の問題ゲームを開始しています。
まず、変数「a」と変数「b」に、足し算の問題をランダムで出題するために、「〇から〇までの乱数」ブロックを使って、ランダムな数値を格納しています。
次に、「〇と聞いて待つ」ブロックで、足し算の問題を出します。
入力した値は、「答え」ブロックに格納されます。
この「〇と聞いて待つ」ブロックの中で、「〇と〇(文字列結合)」ブロックを使っています。
こちでは、変数と文字列の組み合わせて、「〇と〇(文字列結合)」ブロックを3つ結合させています。
答えを入力したら、次はチェック処理です。
「もし◇なら▢でなければ」ブロックを使って、答えが正解なら「正解!」といい、間違っていたら「不正解!」といった後に、答えを言います。
正解不正解をチェックするために、 1つめの値と2つめの値が同じかどうかを判別する「〇=〇(イコール)」ブロックを使います。
この左辺に、「〇+〇(足し算)」ブロックを使って、「a+b」で足し算してたえを算出します。
そして、右辺には、入力した値が入っている「答え」ブロックを入れています。
この2つの値が同じかどうか判断し、「もし◇なら▢でなければ」ブロックで条件分岐させているというわけです。
実際に、緑の旗をクリックして、足し算の問題ゲームをやってみます。
「2+8の答えは?」と聞かれているので、正解の「10」を入力してみます。
すると、条件を満たした(=正解)ので、「正解!」と出ました。
次の問題では、「4+4の答えは?」と聞かれているので、わざと間違えて「15」を入力してみます。
すると、条件を満たさなかった(=不正解)ので、「不正解!」と出ました。
さらに、「正解は「8」です!」と正解を教えてくれました。
この中でも「〇+〇(足し算)」ブロックを使って、「a+b」で足し算した値「8」を求めています。
演算ブロック一覧
「演算」ブロックには、以下の11個のブロックが用意されています。
- 真偽ブロック・・・7つ
- 値ブロック・・・11つ
ブロックの色は、黄緑色で統一されています。
演算ブロック | 動作 |
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〇+〇(足し算) 指定した2つの数値を足し算した結果を返す |
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〇-〇(引き算) 指定した2つの数値を引き算した結果を返す |
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〇*〇(掛け算) 指定した2つの数値をかけ算した結果を返す |
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〇/〇(割り算) 指定した2つの数値を割り算した結果を返す |
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〇から〇までの乱数 指定した2つ数値の範囲でランダムな数値を返す |
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〇<〇(小なり) 左の値が右の値より小さいときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
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〇=〇(イコール) 左の値と右の値が同じときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
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〇>〇(大なり) 左の値が右の値より大きいにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
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◇かつ◇ 指定した2つの条件で両方とも満たすときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
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◇または◇ 指定した2つの条件でどちらか一方を満たすときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
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◇ではない 指定した条件がtrueであればfalseを、そうでないときにtrueを返す |
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〇と〇(文字列結合) 2つの値を連結して、くっつけた値を返す |
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〇の〇番目の文字 指定した文字列から指定した番号の文字を返す |
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〇の長さ(文字列長さ) 指定した文字列の文字数を返す |
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〇に〇が含まれる 指定した文字列に指定した文字列が含まれるときにtrueを、含まれていないときにfalseを返す |
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〇を〇で割った余り 1つめの値を2つめの値で割ったときの余りを返す |
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〇を四捨五入 指定した数値を四捨五入した値を返す |
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〇の▢(関数) 指定した数値を指定した数学関数で演算した値を返す |