こちらは、スクラッチの「リストのすべてを削除する」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています!
「リストのすべてを削除する」ブロック
「リストのすべてを削除する」ブロックは、指定したリストから指定した番号の値を削除します。
リストとは?
リストとは、文字や数値をいくつも保存できるロッカーのようなものです。
リストに入れた値は、いつでもどの値でも簡単に取り出せます。
このようなリストを、プログラミングの世界では「配列」と呼びます。
「リストのすべてを削除する」ブロックの規定値
「リストのすべてを削除する」ブロックの規定値は、以下の3つです。
- 作成したリスト名
- リスト名を変更
- リスト”〇〇”を削除
「リスト名を変更」は、現在選択中のリストの名前を変更できます。
「リスト”〇〇”を削除」は、現在選択中のリスト〇〇を削除できます。
「作成したリスト名」は、こちらのように作られたリストがすべて表示されます。
「リストのすべてを削除する」ブロックの使い方
それでは、「リストのすべてを削除する」ブロックの使い方を見ていきましょう。
まずは、リストを表示させましょう。
「リストの値」ブロックの左側にあるチェックボックスにチェックをつけると、ステージの左上にチェックしたリストが表示されます。
今回選択したリストは「月」というリストで、中身は「1月」から「12月」の文字列が、12要素格納されています。
そして、「リストのすべてを削除する」ブロックを使って、削除するリスト「月」を選択します。
「リストのすべてを削除する」ブロックをクリックすると、リスト「月」のすべての要素が削除されました。
リストを初期化する場合などで、「リストのすべてを削除する」ブロックがよく使われます。
繰り返しでリストのすべてを削除する方法
「リストのすべてを削除する」ブロックを使わずに繰り返し処理でリストのすべてを削除する方法を紹介します。
繰り返しには、「〇回繰り返す」ブロックを使って、要素数つまり12回繰り返しを行っています。
「〇回繰り返す」ブロックには、指定した番号の要素を削除する「リストの〇番目を削除する」ブロックを使って、1番目の要素を削除するようにしています。
こちらのスクリプトを実行すると、すべての要素が削除されました。
リスト名の変更とリストの削除
「リストのすべてを削除する」ブロックには、「リスト名を変更」と「リスト”〇〇”を削除」の機能もありました。
こちらの2つは、プログラム実行中に使うことはありません。
リスト名の変更と変数の削除については、「スクラッチの「リストの値」ブロックの使い方を徹底解説!」で詳しく解説していますので、こちらをご確認ください。
変数ブロック一覧
「変数」ブロックには、以下の17個のブロックが用意されています。
- スタックブロック・・・11つ
- 値ブロック・・・5つ
- 真偽ブロック・・・1つ
ブロックの色は、変数関係が橙色、リスト関係がレンガ色(赤茶色)で統一されています。
変数ブロック | 動作 |
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変数を作る 変数を作る |
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変数の値 変数の値を返す |
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変数を〇にする 指定した変数に指定した値を入れる |
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変数を〇ずつ変える 指定した変数の値に指定した値を加える(+なら増、-なら減) |
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変数▢を表示する 指定した変数の値を表示する |
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変数▢を隠す 指定した変数の値を非表示にする |
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リストを作る リストを作る |
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リストの値 リストの値を返す |
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〇をリストに追加する 指定したリストに指定した値を追加する |
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リストの〇番目を削除する 指定したリストから指定した番号の値を削除する |
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リストのすべてを削除する 指定したリストのすべての値を削除する |
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リストの〇番目に〇を挿入する 指定したリストの指定した番目に指定した値を挿入する(追加) |
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リストの〇番目を〇で置き換える 指定したリストの指定した番目に指定した値を置き換える(変更) |
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リストの〇番目 指定したリストの指定した番号の値を返す |
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リストの中の〇の場所 指定したリストから指定した値の番号を返す |
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リストの長さ 指定したリストに含まれている要素の数を返す |
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リストに〇が含まれる 指定したリストから指定した値が存在するか調べて真偽の値(true、false)を返す |
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リスト▢を表示する 指定したリストを表示する |
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リスト▢を隠す 指定したリストを隠す |