こちらは、スクラッチの「演算」ブロックの中にある「〇に〇が含まれる」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています!
「〇に〇が含まれる」ブロック
「〇に〇が含まれる」ブロックは、指定した文字列に指定した文字列が含まれるときにtrueを、含まれていないときにfalseを返します。
「真(true)」か「偽(false)」で返すブロックを「真偽ブロック」といいます。
「真偽ブロック」は、六角形の形をしており、真(True)または、偽(False)のいずれかの「条件・状態」を持つブロックです。(Scratchのブロックの種類と役割について)
「〇に〇が含まれる」ブロックの中の状態を確認したい場合は、「〇に〇が含まれる」ブロックをクリックしましょう。
クリックすると、「〇に〇が含まれる」ブロックの中の状態を確認できます。
「〇に〇が含まれる」ブロックの使い方
それでは、「〇に〇が含まれる」ブロックの使い方を見ていきましょう。
こちらは、果物を2つ聞いて、その中に「りんご」が含まれているかチェックするプログラムです。
「緑の旗が押されたとき」ブロックを使って、緑の旗がクリックされたときに、プログラムが開始します。
最初に「〇と聞いて待つ」ブロックで、「好きな果物を2つ挙げてください。」と聞いています。
入力した値は、「答え」ブロックに格納されます。
答えを入力したら、次はチェック処理です。
「もし◇なら▢でなければ」ブロックを使って、答えの中に「りんご」が含まれているかチェックしています。
こちらでは、「りんご」が含まれていれば、「わ、わ、わたしですか!?」と言い、「りんご」が含まれていなければ、「私も大好きです!」と言うプログラムにしていします。
実際に、緑の旗をクリックしてみます。
「好きな果物を2つ挙げてください。」と聞かれているので、「りんごとなし」を入力してみます。
すると、「わ、わ、わたしですか!?」と出ました。
入力した「りんごとなし」の中に「りんご」が含まれていたので、「true」を返したということです。
次は同じ答えですが、カタカナで「リンゴとナシ」と入力してみます。
すると、「私も大好きです!」と出ました。
入力した「リンゴとナシ」ですが、「リンゴ」と「りんご」は同じ意味でも「カタカナ」「ひらがな」は区別されます。
「りんご」は含まれていませんので、「false」を返したということになります。
演算ブロック一覧
「演算」ブロックには、以下の11個のブロックが用意されています。
- 真偽ブロック・・・7つ
- 値ブロック・・・11つ
ブロックの色は、黄緑色で統一されています。
演算ブロック | 動作 |
---|---|
〇+〇(足し算) 指定した2つの数値を足し算した結果を返す |
|
〇-〇(引き算) 指定した2つの数値を引き算した結果を返す |
|
〇*〇(掛け算) 指定した2つの数値をかけ算した結果を返す |
|
〇/〇(割り算) 指定した2つの数値を割り算した結果を返す |
|
〇から〇までの乱数 指定した2つ数値の範囲でランダムな数値を返す |
|
〇<〇(小なり) 左の値が右の値より小さいときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
|
〇=〇(イコール) 左の値と右の値が同じときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
|
〇>〇(大なり) 左の値が右の値より大きいにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
|
◇かつ◇ 指定した2つの条件で両方とも満たすときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
|
◇または◇ 指定した2つの条件でどちらか一方を満たすときにtrueを、そうでないときにfalseを返す |
|
◇ではない 指定した条件がtrueであればfalseを、そうでないときにtrueを返す |
|
〇と〇(文字列結合) 2つの値を連結して、くっつけた値を返す |
|
〇の〇番目の文字 指定した文字列から指定した番号の文字を返す |
|
〇の長さ(文字列長さ) 指定した文字列の文字数を返す |
|
〇に〇が含まれる 指定した文字列に指定した文字列が含まれるときにtrueを、含まれていないときにfalseを返す |
|
〇を〇で割った余り 1つめの値を2つめの値で割ったときの余りを返す |
|
〇を四捨五入 指定した数値を四捨五入した値を返す |
|
〇の▢(関数) 指定した数値を指定した数学関数で演算した値を返す |