こちらは、スクラッチの「もし◇なら」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています!
「もし◇なら」ブロック
「もし◇なら」ブロックは、指定した条件を満たしていれば、中に入れたブロックを実行します。
プログラミングの世界では、条件分岐のIF文が、「もし◇なら」ブロックになります。
◇に入るのは、「条件・状態」を意味する六角形のブロック「真偽ブロック」が入ります。(Scratchのブロックの種類と役割について)
真偽ブロックは、真(True)または、偽(False)のいずれかの「条件・状態」を持つブロックです。
つまり、「もし◇なら」ブロックは、「指定した条件を満たす=真(True)」になったら実行するブロックということです。
逆にいえば、「指定した条件を満たさない=偽(False)」になったら、実行しないブロックと言えます。
もしも、「指定した条件を満たさない=偽(False)」場合も処理をさせたいときは、「もし◇なら▢でなければ」ブロックを使いましょう。
では、実際に例を見ていきましょう。
こちらは「〇と聞いて待つ」ブロックを使って、足し算の問題を出しています。
「2+3」の答えは「5」なので、「もし◇なら」ブロックの条件は「答え=5」で設定。
「答え」には入力した数字が入ります。
正しく答えられたら「正解!」と言うプログラムです。
プログラムを実行すると、「2+3の答えは?」と聞いてくるので、正解の「5」を入力してEnterキーを押します。
条件は「答え=5」だったので、条件を満たした「真(True)」となり、中のブロックが実行されました。
今度は間違った答え「10」を入力してみます。
すると何も起こらず、プログラムが停止しました。
「10=5」ではないので、「偽(False)」となり、中のブロックは実行されずに、スルーされたことになります。
もう一つの例を紹介します。
こちらは、「〇キーが押された」ブロックを条件に入れています。
今回指定したキーは「スペース」キーです。
こちらのブロックは、スペースキーが押されたとき「真(True)」を返します。
スペースキーが押されていない時は、「偽(False)」を返すので、「ずっと」ブロックで繰り返し処理している間は、ずっと「偽(False)」の状態です。
そして、スペースキーを押すと「真(True)」となりますので、中のブロックが実行され、「スペースキーが押されました」と言います。
制御ブロック一覧
「制御」ブロックには、以下の11個のブロックが用意されています。
- ハットブロック・・・1つ
- スタックブロック・・・3つ
- C型ブロック・・・5つ
- キャップブロック・・・2つ
ブロックの色は、山吹色で統一されています。
主に何かの処理をした場合に、発生するイベントの条件分岐で利用されるプログラムになっています。
制御ブロック | 動作 |
---|---|
〇秒待つ プログラムの処理を指定した秒数だけ一時停止する |
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〇回繰り返す 指定した回数だけ中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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ずっと 中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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もし◇なら 指定した条件を満たしていれば、中に入れたブロックを実行する |
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もし◇なら▢でなければ 指定した条件を満たしていれば1番目のC型の中に入れたブロックを実行し、条件を満たしていなければ2番目のC型の中に入れたブロックを実行する |
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◇まで待つ 指定した条件を満たすまでプログラムを一時停止する |
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◇まで繰り返す 指定した条件を満たすまで、中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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〇を止める 指定したスクリプトを止める |
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クローンされたとき クローンされたときに下のブロックを実行する【スプライトのみ】 |
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〇のクローンを作る 指定したスプライトのクローンを作る |
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このクローンを削除する クローンを削除する【スプライトのみ】 |