プログラミングテクニック

【スクラッチ】カウントダウンの作り方(アニメーションテクニック集)

Scratch先生
Scratch先生

こんにちは、みなさん!
Scratch先生です。

今回は、ゲームスタート時によく出てくるカウントダウンのアニメーションのテクニック方法を紹介します。

こちらが、今回紹介するカウントダウンアニメーションのサンプルです。

プロジェクトの中を見る

「1」~「6」のボタンを押すと、それぞれのカウントダウンアニメーションのサンプルがでてきます。

お好きなパターンを使用してください。

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「カウントダウンアニメーション」パターン①

「カウントダウンアニメーション」パターン①は、徐々に数字が大きくなるのと同時に透明になっていきます。

パターン①のプログラムは、この通りです。

プログラムの内容と補足を箇条書きにすると、以下の通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 画像効果をなくす(幽霊効果の初期化)
  5. 0.3秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  6. 幽霊の効果を5ずつ変える(スプライトが5ずつ透明になっていく)
  7. 大きさを5ずつ変える(スプライトが5ずつ大きくなっていく)
  8. ⑥~⑦を20回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  9. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  10. ③~⑨を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  11. 隠す(役目を終えたので、隠す)

最初の4回繰り返すは、カウントダウンの回数+start合図の回数なので、カウントダウンが10カウントなら、「10+1=11」で11回繰り返しにします。

0.3秒待っているのは、カウントダウンの時間を調整するためのものです。

「0.1」「0.2」「0.4」「0.5」と調整して実際にどれがいいか選んでください。

⑥⑦の繰り返す回数は、幽霊効果が最終的に100になるように調整します。

幽霊効果100とは、完全に透明になる数値のことです。

  • 幽霊の効果を「6.25」ずつ変える→16回繰り返し(6.25×16=100)
  • 幽霊の効果を「10」ずつ変える→10回繰り返し(10×10=100)
  • 幽霊の効果を「20」ずつ変える→5回繰り返し(20×5=100)
  • 幽霊の効果を「25」ずつ変える→4回繰り返し(25×4=100)

「カウントダウンアニメーション」パターン②

「カウントダウンアニメーション」パターン②は、パターン①よりも少し遅く、数字が大きくなり同時に透明になっていきます。

パターン②のプログラムは、この通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 画像効果をなくす(幽霊効果の初期化)
  5. 0.7秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  6. 幽霊の効果を4ずつ変える(スプライトが4ずつ透明になっていく)
  7. 大きさを4ずつ変える(スプライトが5ずつ大きくなっていく)
  8. ⑥~⑦を25回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  9. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  10. ③~⑨を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  11. 隠す(役目を終えたので、隠す)

パターン①と違う点は、〇秒待つ時間と、⑥⑦の増える数と繰り返し回数です。

数値を変更しただけで使用しているブロックは同じです。

「カウントダウンアニメーション」パターン③

「カウントダウンアニメーション」パターン③は、パターン①にアニメーションを追加したものです。

追加したアニメーションは、最初に数字がでてくるときに、徐々に数字が見えてくるようにしていきます。

パターン③のプログラムは、この通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 幽霊の効果を100にする(幽霊効果100で透明にする)
  5. 幽霊の効果を-10ずつ変える(幽霊効果を-10ずつ変えてじょじょに見えるようにする)
  6. ⑤を10回繰り返す(-10×10=-100で完全に幽霊効果を無効にする)
  7. 0.3秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  8. 幽霊の効果を6.25ずつ変える(スプライトが6.25ずつ透明になっていく)
  9. 大きさを6.25ずつ変える(スプライトが6.25ずつ大きくなっていく)
  10. ⑥~⑦を16回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  11. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  12. ③~⑪を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  13. 隠す(役目を終えたので、隠す)

パターン①と違う点は、最初に数字が現れるときの出現方法です。

パターン①は、表示するだけですので、いきなりパッと数字が現れます。

パターン③の場合は、徐々に数字が見えてきて、カウントダウンを始めます。

徐々に数字が見えるようにしているのが、④~⑥の部分です。

最初の幽霊効果を100にして、-10ずつ効果を変えていくと以下のようになります。

幽霊効果0とは、まったく幽霊効果がない数値のことです。

  • 繰り返し0回目・・・幽霊の効果「100」
  • 繰り返し1回目・・・100-10=90=幽霊の効果「90」
  • 繰り返し2回目・・・90-10=80=幽霊の効果「80」
  • 繰り返し3回目・・・80-10=70=幽霊の効果「70」
  • 繰り返し4回目・・・70-10=60=幽霊の効果「60」
  • 繰り返し5回目・・・60-10=50=幽霊の効果「50」
  • 繰り返し6回目・・・50-10=400=幽霊の効果「40」
  • 繰り返し7回目・・・40-10=30=幽霊の効果「30」
  • 繰り返し8回目・・・30-10=20=幽霊の効果「20」
  • 繰り返し9回目・・・20-10=10=幽霊の効果「10」
  • 繰り返し10回目・・・10-10=0=幽霊の効果「0」

「カウントダウンアニメーション」パターン④

「カウントダウンアニメーション」パターン④は、パターン①にカウントダウンの効果音を追加したものです。

パターン④のプログラムは、この通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 画像効果をなくす(幽霊効果の初期化)
  5. コスチューム名が「start」なら「Coin」の音を鳴らす
  6. コスチューム名が「start」でなければ「FingerSnap」の音を鳴らす
  7. 0.3秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  8. 幽霊の効果を5ずつ変える(スプライトが5ずつ透明になっていく)
  9. 大きさを5ずつ変える(スプライトが5ずつ大きくなっていく)
  10. ⑥~⑦を20回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  11. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  12. ③~⑨を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  13. 隠す(役目を終えたので、隠す)

パターン①と違う点は、⑤⑥の音を鳴らす部分が追加されたことです。

「3」「2」「1」の数字と「start」の文字で、鳴らす音を分けています。

一つの音に統一させても問題ありません。

「カウントダウンアニメーション」パターン⑤

「カウントダウンアニメーション」パターン⑤は、パターン②にカウントダウンの効果音を追加したものです。

パターン⑤のプログラムは、この通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 画像効果をなくす(幽霊効果の初期化)
  5. コスチューム名が「start」なら「Coin」の音を鳴らす
  6. コスチューム名が「start」でなければ「FingerSnap」の音を鳴らす
  7. 0.7秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  8. 幽霊の効果を4ずつ変える(スプライトが4ずつ透明になっていく)
  9. 大きさを4ずつ変える(スプライトが5ずつ大きくなっていく)
  10. ⑥~⑦を25回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  11. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  12. ③~⑨を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  13. 隠す(役目を終えたので、隠す)

パターン②と違う点は、⑤⑥の音を鳴らす部分が追加されたことです。

「カウントダウンアニメーション」パターン⑥

「カウントダウンアニメーション」パターン⑥は、パターン③にカウントダウンの効果音を追加したものです。

パターン⑥のプログラムは、この通りです。

  1. スプライトを表示する(開始時まで隠しているため)
  2. コスチュームを「3」にする(カウントダウンの最初の数字)
  3. 大きさを100%にする(大きさの初期化)
  4. 幽霊の効果を100にする(幽霊効果100で透明にする)
  5. コスチューム名が「start」なら「Coin」の音を鳴らす
  6. コスチューム名が「start」でなければ「FingerSnap」の音を鳴らす
  7. 幽霊の効果を-10ずつ変える(幽霊効果を-10ずつ変えてじょじょに見えるようにする)
  8. ⑤を10回繰り返す(-10×10=-100で完全に幽霊効果を無効にする)
  9. 0.3秒待つ(カウントダウンの時間調整用)
  10. 幽霊の効果を6.25ずつ変える(スプライトが6.25ずつ透明になっていく)
  11. 大きさを6.25ずつ変える(スプライトが6.25ずつ大きくなっていく)
  12. ⑥~⑦を16回繰り返す(幽霊効果が100で完全に透明になる)
  13. 次のコスチュームにする(透明になって消えたら、次の数字のスプライトを選択する)
  14. ③~⑪を4回繰り返す(3→2→1→startの順にカウントダウン)
  15. 隠す(役目を終えたので、隠す)

パターン③と違う点は、⑤⑥の音を鳴らす部分が追加されたことです。