こちらは、スクラッチの「◇まで待つ」ブロックの使い方を、詳しく徹底解説しています!
「◇まで待つ」ブロック
「◇まで待つ」ブロックは、指定した条件を満たすまでプログラムを一時停止します。
◇に入るのは、「条件・状態」を意味する六角形のブロック「真偽ブロック」が入ります。(Scratchのブロックの種類と役割について)
真偽ブロックは、真(True)または、偽(False)のいずれかの「条件・状態」を持つブロックです。
つまり、「◇まで繰り返す」ブロックは、「指定した条件を満たす=真(True)」になるまで繰り返すブロックということです。
真(True)になると、繰り返し処理から抜け出して、「◇まで待つ」ブロックの下にあるブロックが処理されていきます。
それでは、例を挙げていきます。
こちらは、一人かけっこのプログラムです。
「◇まで待つ」ブロックの条件には、「〇キーが押された」ブロックを条件に入れています。
今回指定したキーは「スペース」キーです。
こちらのブロックは、スペースキーが押されたとき「真(True)」を返します。
スペースキーが押されていない時は、「偽(False)」を返すので、スペースキーが押されて「真(True)」になるまで、プログラムを一時停止して待ちます。
こちらのプログラムを実行すると「位置について、よーい!」というブロックまで処理されました。
スペースキーが押されていない状態は、「偽(False)」を返すので、プログラムを一時停止している状態です。
そして、スペースキーを押すと、「真(True)」になり、次のブロックを実行します。
次のブロックは「ドン!」というブロックで、その次の処理は、x座標が200を超えるまで10歩歩くプログラムとなっています。
そして、x座標が200を超えたら、最後のブロックで「ゴール!」と言ってプログラム終了です。
無限ループ
無限ループとは、プログラムが同じ処理を繰り返して、終了できない状態になることを指します。
先ほどのスペースキーが押されるまで「偽(False)」を返している状態が、無限ループの状態で、「真(True)」になるプログラムを作らなければ、一向に進みません。
「◇まで待つ」ブロックを使う場合は、無限ループにならないよう気を付けましょう。
制御ブロック一覧
「制御」ブロックには、以下の11個のブロックが用意されています。
- ハットブロック・・・1つ
- スタックブロック・・・3つ
- C型ブロック・・・5つ
- キャップブロック・・・2つ
ブロックの色は、山吹色で統一されています。
主に何かの処理をした場合に、発生するイベントの条件分岐で利用されるプログラムになっています。
制御ブロック | 動作 |
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〇秒待つ プログラムの処理を指定した秒数だけ一時停止する |
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〇回繰り返す 指定した回数だけ中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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ずっと 中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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もし◇なら 指定した条件を満たしていれば、中に入れたブロックを実行する |
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もし◇なら▢でなければ 指定した条件を満たしていれば1番目のC型の中に入れたブロックを実行し、条件を満たしていなければ2番目のC型の中に入れたブロックを実行する |
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◇まで待つ 指定した条件を満たすまでプログラムを一時停止する |
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◇まで繰り返す 指定した条件を満たすまで、中に入れたブロックの処理を繰り返し実行する |
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〇を止める 指定したスクリプトを止める |
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クローンされたとき クローンされたときに下のブロックを実行する【スプライトのみ】 |
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〇のクローンを作る 指定したスプライトのクローンを作る |
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このクローンを削除する クローンを削除する【スプライトのみ】 |