スクラッチを使ったプログラミング教材集
こちらは、スクラッチを使ったプログラミング教材をまとめています。クムクムロボットを使ったプログラミング教材や幼児教育用コンテンツもこちらで掲載していますので、ご購入された方はこちらから好きなコンテンツをダウンロードして、幼児教育に利用したり成長したら、プログラミング教材としても利用できます。
スクラッチの触って基本的な操作をマスターしよう!
こちらでは、実際にスクラッチを触って簡単なプログラミングしていきます。いくつかプログラミングに必要なブロックを使っていきますが、どんな風にスクラッチでプログラムを組んでいくのかを覚えましょう。
スクラッチプログラミング教材
ゲーム
こちらでは、主にゲームをまとめたプログラミング教材です。
迷路ゲームのプログラミング音楽
こちらでは、主に音楽をまとめたプログラミング教材です。
鍵盤でいろんな楽器の音を鳴らしてみよう!
クムクムロボットプログラミング教材
幼児用教育コンテンツ
音楽
1. 10歩動かす

まずは、ネコのスプライトを動かしてみます。
ブロックパレットのの中にある
の上にマウスカーソルを置きます。
マウスカーソルを置いた状態で左ボタンを押したままスクリプトエリアへ移動して、左ボタンを離します。マウスの左ボタンを押しながらマウスを動かす動作を「ドラッグ」と言い、移動して左ボタンを離すことを「ドロップ」ということから、一連の操作は「ドラッグ&ドロップ」と言われます。
ブロックをスクリプトエリアに置いたら、これで動かすプログラミングが完成となります。試しにスクリプトエリアに置いたをクリックしてみてください。
ネコのスプライトが右側に少し動きます。この動いた幅が「10歩」となります。
2. 50歩動かす

次は「10歩」動かすプログラムを「50歩」動かすプログラムに変更してみましょう。
の数字の部分をクリックして「10」から「50」へ変更します。変更したらブロックをクリックしてみてください。
動いた幅が先ほどより大きくなったのが分かります。このように多くのブロックの中には数値を変えたり、項目を選択したりと動作を変えることができます。
プログラミングの世界では、このような数値など変えられるものを「変数」と言います。ここでは、言葉だけなんとなく覚えておく程度で問題ないですが、将来いろいろなプログラミング言語でプログラムを作る場合は、必ず知っておくべきキーワードですので、そのときにしっかり「変数」について理解しましょう。
3. 回転させる

ここまでは1つのブロックだけを使って動きを確認してきましたが、ここでは2つのブロックを使ってプログラミングしていきます。
先ほど作った50歩動かすブロックの下にをくっつけます。くっつける時はドラッグした状態で、ブロックとブロックをくっつけようとすると境界線に白い線が表示されます。そのときにドロップするとブロック同士がくっつきます。
ブロックを結合させたらの数字を「90」に変更します。この数字は回転させる角度の設定で右回りに90度を設定したことになります。
これで50歩動いた後に90度に回転させるプログラミングが完成しました。それでは、ブロックをクリックしてみましょう。
ちょっと動作が速くて分かりづらいですが、50歩動いてから90度に回転しています。合計4回クリックするとネコのスプライトがまた同じ向きに戻ります。これは90度×4回=360度で1周したことになります。
4. 繰り返す

ブロックをクリックする度に同じ処理を何度も繰り返し処理しますが、スクラッチのプログラミングでは、同じ処理を指定した回数だけ繰り返すこともできます。これはスクラッチに限らずプログラミングの世界では共通の基本処理の1つです。
の中にある
を先ほど作ったスクリプトを囲うような形でつなげてください。これで、
に囲まれた中のスクリプトが指定した回数だけ繰り返されます。
5. 緑の旗がクリックされたときにイベントを発生させる

ここまでは、ブロックを直接クリックしてプログラムを実行してきましたが、作ったプログラムで遊ぶ場合は、スクリプトエリアは一切触りません。
一般的にはステージ右上にあるをクリックしたり、スペースキーなど何かキーが押されたときにプログラムが実行されるようにスクラッチでプログラミングしていきます。
例えばをクリックしてプログラムを実行する場合は、
の中にある
を実行させるスクリプトの一番上にくっつけます。
これでがクリックされたときに
に配置されているブロックが上から順に処理されていきます。
6. プログラムを止める

をクリックすると
の下に配置されているプログラムが実行されますが、途中でプログラムを終了させたい場合もあります。
そんなときは、の右にある
をクリックするとすべてのプログラムを止めることができます。
例えば、の中にある
を
の下にくっつけて
をクリックしてみましょう。
は、中に配置されているスクリプトをずっと繰り返す処理なので、一向に止まりません。そんなときに、
をクリックするとプログラムがすべてとまります。
ちなみに先ほどの、処理が一向に止まらない現象を「無限ループ」や「永久ループ」といいます。本来であれば、なにかしらの条件でループから抜け出せるようにスクラッチでプログラミングをしていくのですが、意図した結果にならずに無限ループに陥ることはプログラミングをしていく中で必ず一度は体験します。
そんなときは、あせらずにどこに問題があるのかじっくり考えてプログラミングしていきましょう。
7. まとめ
今回は実際にスクラッチを触って簡単なプログラミングをしてみました。スクラッチの基本はブロックを積み重ねていくことです。まだまだ説明していないブロックがたくさんありますので、少しずつ覚えていきましょう。
次回は、迷路ゲームをスクラッチでプログラミングしていきます。